新製品情報

赤外線乾燥機 RAPIN

開発の経緯

樹脂ペレットの乾燥に必要な時間は3~4 h と長いため、乾燥時間を短縮できればすぐに成形できるようになり、他の乾燥機にないメリットを出せるのではないかと考えたことが開発の発端です。過去に開発の先輩方が検証していた内容でもあった電磁波加熱に再び着目し、赤外線によりテスト装置として実現 しました。10kg/hスケールの小型なものから始め、100kg/hサイズまでスケールアップしてきました。

活用事例

・乾燥時においてブロッキングしやすい材料に利用しています。
・高速昇温を得意とするため、初期含水率の多い材料への利用に適しています。

RAPINの昇温速度

赤外線加熱が乾燥に関して熱風加熱と最も異なる点は昇温の速さです。下のグラフはRAPINによる加熱と従来の熱風乾燥機による加熱とで材料温度の上昇する様子をグラフにしたもので、横軸を時間(分)、縦軸を材料温度(℃)にしています。RAPINでは材料温度を100℃超にするまでに10分程度で到達します。樹脂の乾燥は昇温だけでは終わりませんが、立ち上がり時間を大幅に短縮しているのは優位な点です。熱風乾燥では高速で昇温しようと熱量を上げても乾燥ホッパ内でブリッジしやすくなり難しいことがありますが、RAPINはドラム式で材料を動かしているためブリッジや溶着を心配せず高温にしています。

開発者の思い

従来の乾燥方式とは異なるため、今までになかったメリットを出していきたいと思っています。今現在こんなことで困っている、将来こんなことをやりたいけと今ある装置では出来ないなど、何か皆様のお役に立つことが出来れば幸いです。(開発担当)

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